STEP2 いざ、留学準備!
留学先大研究~主要言語ガイド~
どれも興味津々、学んでみたいものばかり!
ここでは、主要3言語についてその将来性や重要度をリサーチ。
『留学ガイド』的に習得オススメ度を測ってみました。
万国共通語ともいえる英語。第2言語として英語を話す人も含めると、英語人口は20億を超えるという統計もある。世界のたいていの地域で通用する上、インターネットにおいてはほぼ独占状態、英語の世界である。それゆえ習得価値は、ここで取り上げる3言語のうちもっとも大きい。とはいえ、英語力を身につけたからといって、イコール将来の仕事に有利に働くとは必ずしも断言できない。今の日本には英語を話せる人が多いだけに、企業側は英語を使って「何ができるか」ということを重視する。「英語が話せる」というのはあくまで手段にすぎない。働く場を海外に求めても同様のことがいえる。アメリカであれイギリスであれ、英語力にプラスαとして実務経験が必要の場合が多い。加えて、就労ビザや労働許可証といった法的な問題も出てくる。しかしながら、何事もトライあるのみ。努力すれば道が開けることも。
フランス語を公用語とするのは、フランス、スイス西部、ベルギー南部、カナダ・ケベック州、ルクセンブルク、ハイチなど。またアフリカ諸国にもフランス語圏がある。フランスに留学したならば、当然フランス語力を生かした仕事に就きたいと思うもの。しかしながら、それはなかなか厳しいのが現状。英語に比べると、需要が驚くほど少ないからだ。加えて、フランス企業では語学力以外に実務経験を重視する傾向があるので、留学経験がそのまま就職につながることはあまり期待できない。とはいえ、まったくニーズがないわけでない。フランス語ができる人がまだまだ少ないだけに、実務をこなせるだけの語学力を身につければ就職のチャンスはある。また、モードや美容、料理など本場フランスの専門スキルを学ぶには、フランス語は必須。そういう意味では、フランス語習得の重要度はかなり高い。
中国語は、世界中で一番使用人口の多い言語。国連公用5言語のひとつにもなっている。中華人民共和国はもちろん、台湾・香港・シンガポール、そして世界各地のチャイナタウンで日常的に使われている。確かに、世界で通用する言語といえば英語だが、その次にくるのは中国語。昨今の急激な経済成長もあって、ビジネスの場面でも中国語がこれまで以上に重要視されている。また、中国の人たちもビジネスや旅行で海外進出することが多くなり、アジアを中心に世界のいたる所で中国語を話す通訳が増えているとか。通訳・翻訳の仕事はかなりニーズがあるといっていいだろう。日本の文字が漢字をもとにしているだけに、日本人にとって中国語はなじみやすく、語学習得の面で有利。それゆえ、中国語熱はどんどん高まっている。