STEP2さぁ、留学生活スタート!
学校生活をはじめよう
ご安心あれ、案ずるより産むが安し。
エィ!と飛び込んでしまえば、意外と何とかなるものです。
とはいえ、快適で安全な留学生活を過ごすためには、最低限の暮らしのマナーを守ることが大切。
留学生活では実に多くの人たちと出会う。その国の学生はもちろん、日本も含めた海外からの留学生、先生、学校や学生寮のスタッフ、ホームステイ先の家族、滞在する街の人々etc. 時に助けてもらったり、時に力を貸したりと、さまざまな場面で関わりあう人たちとは、マナーを守った心地よい人間関係を築きたい。
1.自分の意見をしっかり持つ
海外では日本よりもカード社会化が進んでいるので、国際クレジットカードは1枚持って行くと便利。サインひとつで買い物ができるし、身分証明にもなる。もちろん、現地で銀行口座を開設する際の身分証明書にもなる。 ただし、クレジットカードは現地では作れない場合がほとんど。留学生にはその国での所得実績がないため、たとえ作れたとしても限度額が低くなってしまう。もし、クレジットカードを利用したいなら、日本の銀行口座から引き落とされる日本のクレジットカードを作っておくとよい。
2.寮のルームメイトとはルール作りで問題解決を
学生寮を利用する場合、現地に行ってみないと誰がルームメイトになるかわからない。生活習慣も文化も違う相手と寝食を共にするわけだから、多少の食い違いは生じてしまう。大切なのは、その問題をいかに解決するかということ。相手に合わせてばかりでストレスをためこんでしまうのはよくない。二人の間でルールを作り、常に話し合いで解決するように心がけて。
3.ホストファミリーとは家族のルールを守って生活を
ホームステイ先の家族とうまくやっていくためには、その家の家族のルールを守ること。お客という立場ではなく、家族の一員として生活することがホームステイの大前提。それゆえ、その家庭ごとのルールには従わなければならない。どうしても納得のいかないことがあれば、まずはホストファミリーに相談を。自分の意見をはっきり伝え、理解を求めてみて。
4.日本人留学生とはスマートな関係を
同じ日本からの留学生とは節度を守った付き合い方をしたいもの。日本人だからこそわかる感覚を分かち合え、留学生活の悩みを相談しやすい存在だが、四六時中一緒にいるというのも本末転倒な話。現地の学生とも日本人学生とも同じように交流し、海外だからこそ得られる交友関係を楽しもう。
海外で暮らすなら、何よりもまず「ここは日本ではない」ということを肝に銘じておかなければならない。日本では安全なことでも、海外ではそれが通用しない場合が多いからだ。「自分の身は自分で守る」という意識を常に持って行動しよう。
1. 危険な地域をチェックし、近寄らない。 |
2. 夜間の一人歩きは避ける(特に女性)。 |
3. 所持品は必ず手元に置き、目を離さない。 |
4. 本当に必要なモノだけを携帯する。 |
5. 異性を刺激するような服装や行動は慎む。 |
6. 見知らぬ人を無条件に信用しない。 |
7. ドラッグなどの誘いに乗らない。 |
8. 何かをひったくられても、取り返そうと格闘しない。 |
9. ルームメイトや友人、ホストファミリーに予定を伝えておく。 |
10. 緊急時の連絡先をまとめておき、それを携帯する。 |
でも、どんなに自分自身で気をつけていても、トラブルに巻き込まれてしまった場合には、すぐに現地の警察に通報し、被害を届けること。そして、被害届の受理書を受け取ること。後の保険の請求やパスポートの再発行などに必要となるからだ。さらに、近くの日本大使館や総領事館にも被害内容を伝えるように。
自分の意見をしっかり持ち、Yes、Noをはっきり伝える。そして、自分の身は自分で守るように意識づける。